まなぴ

エンテベ空港の7日間のまなぴのレビュー・感想・評価

エンテベ空港の7日間(2018年製作の映画)
3.4
サンダーボルト作戦の映画化
無知なので事前にサラッとイスラエル・パレスチナ問題を調べて鑑賞…

大筋は史実ベースだからか淡々としてて少し盛り上がりに欠けるんだが、各キャラクターのストーリーが割とちゃんと描かれてている気がする
ドイツ人テロリストの、ユダヤ人を人質に取るという行為を正当化したい反面周りからはどう見てもナチスになっている苦悩
国防相の突撃が正しいという考えと首相の平和路線の静かな対立

オープニングとラストにかけて挟まれるコンテンポラリーダンス私はすごく好き
イスラエル軍の兵士が乗り込む場面と同時に、その兵士の彼女の、イスラエル人の苦悩を表現したダンスの舞台が始まり交互に映し出されるの、ふたりの今までのやりとりを思い出しながら見るといい対比だなと思った

『イスラエル人振付師オハッド・ナハリンの手がけた演目「エハッド・ミ・ヨデア」を、バットシェバ舞踊団が踊るシーンが全編を通して登場する点も見どころだ。このダンスは、ユダヤ教の超正統派の衣装を着た踊り手たち(イスラエル人)が、苦悩に苛まれながら徐々に衣装を脱ぎ捨てていく様子を表しており、ダンサーたちの一糸乱れぬシンクロした踊りと心に響く迫力の音楽に、多くの人が魅了されるだろう。』
https://www.banger.jp/movie/18919/