まずはニック・ロビンソン久々に観たけど『ジュラシック・ワールド(2015年)』の撮影から見た目変わんないな～という印象。本作は蒼いキラキラ系10代向け映画で深刻なLGBTに悩む青年の若い視点から内側の秘情をカミングアウトする勇気や本当のジブンをさらけだす行動は悪くない分厚い成長物語がベースに課されていた。
前半の同学生から弱味を握られるくだりからどう物語が進展するか期待したがサスペンスが急遽描かれるわけでもなく誠実な解決法で10代の闇を誠実に巣くっている。本作はひたむきな人生への向き合い方から倫理観や道徳心を養え何物にも縛られない作風の清涼感が居心地良かった。海外ドラマ12話分を一気に詰め込んだ既視感はあるが小粒でライトな作品なので青春学園ムービーとしてはまろやかな良作でした。
