わだげんた

ジョニー・ノックスヴィル アクション・ポイント / ゲスの極みオトナの遊園地のわだげんたのレビュー・感想・評価

2.6
こんな遊園地、嫌だけど最高だ!

かなり観る人を選ぶ映画に『ジャッカス』って映画があります。まあ、お好きな人もいると思いますが、いかに自分の肉体を酷使して破天荒なことができるかってことを競い合う集団”ジャッカス”が全編に渡って無茶しまくる作品。

そのジャッカス軍団のリーダーがジョニー・ノックスヴィルなわけですが、彼のジャッカス的持ち味を出しつつ、ストーリー物の映画にしたのが今作。

おじいちゃんが孫に思い出話を聞かせるシーンからスタート。
おじいちゃん、かつて遊園地を経営していたと。

その遊園地は"アクション・ポイント"。昔ながらのちょっと緩めな遊園地だけれど、地元の人たちがひいきにしてくれているおかげでそこそこの収益をあげている。

けれども、近所に最新の設備が整った遊園地が開園したからさあ、大変!

観客は目に見えて減り始め、借金を返すために”アクション・ポイント”を売らなくてはならない大ピンチ! 
そこで”アクション・ポイント”がとった起死回生の作戦とは!?

ってお話。

その作戦ってのが無茶苦茶で。
簡単に言えば”安全は考えない”ってこと。

乗り物のスピード制限は取り払い、スライダーもストッパーとかなし。
ゴーカートも遊びとは思えないスピードで疾走する。
園内には野生の動物がうろついていて、中にはヒグマも!

従業員もアホなら客もアホ。
危険なのをむしろ楽しんでる。

こんな遊園地ホントにあったらやばいよね、と思っていたら
なんと実在していていて、死人も出たとか…

おじいちゃんが経営していた遊園地。
それは今の時代では絶対に存在しちゃいけないものだけど、
かつてそんなアナーキーなものが存在したって物語。

ちょっと前に邦画で
『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』って経営不振の遊園地を立て直す話があって、方向性は一緒の話なんだけど、やり方が180度違う(笑)

無茶をアリとみるか、ドン引きするかによってこの映画の面白さは変わりますね。

俺はわりと許容派です(笑)遊びに行くかどうかはわからないけれどf(^_^)
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