asa洋画

オーバーボードのasa洋画のネタバレレビュー・内容・結末

オーバーボード(2018年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

オリジナルの「潮風のいたずら」が
大好きで幼少時代からVHSで
何度も観賞していました。

それが男女逆転バージョンで
最近リメイクされたと知って
嬉しいような寂しいような
複雑な気持ちを抱えながら
観てみることに。

本家に長年愛着を持つ人間からすれば
どんな作品でもオリジナルを超えてくれる
ことはまずないものです。

あのゴールディーホーン独特の
とんでもなく気が強く わがままなのに
どこか憎めないお嬢様キャラも、

カートラッセルの下品で男くさいけど
最高のユーモアで3人の息子を育てる
格好いい父親の姿も、

どうせ敵わないだろうと。

この作品は全ての不安をいい意味で
裏切ってくれました。

まず主人公役のアンナファリスが
若かりし頃のゴルディホーンと
見間違うほどにそっくり!
これには感動しました。

今回は看護師の勉強をしながら
3人の娘を育てるシングルマザーと、
結婚はしていないけど
大金持ちで好き勝手生きる
大富豪の男という設定のようです。

どうせなら男性側もカートラッセルの
外見に寄せて欲しかった。。
なんて中盤まで思っておりましたが

重いものなんて持ったことのない
ようなお坊ちゃんが一家の大黒柱として
現場で男くさい仲間と一緒に
働くようになり、頼りない男から
家庭に馴染み 優しいアットホームパパへの
変貌を見せてくれたんだな と理解。

最初は復讐のつもりで始めた
嘘の生活も 徐々に育まれていく
2人の愛に引き込まれていきます。

記憶が戻り 引き離されるシーンで
三女がパパに教えてもらった
自転車で追いかけるシーンは
オリジナルの四男が
「もうどこにも行かないって
言ったじゃないか!」と
泣きながら追いかけるシーンと
重なり 涙が止まりませんでした。

リメイク作品なのでもちろん
オリジナルと展開は似ているのですが
30年前の世の中とはまた
違う現代のアプローチの仕方で
異なる部分も多く 新鮮な気持ちで
鑑賞することができました。

大好きな作品が納得のいく形で
生まれ変わってくれて
大満足でした!

本作でこの作品を知った方も
リメイクなど関係なく楽しめる
内容だと思います( ´◡` )
asa洋画

asa洋画