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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニングのmemoのレビュー・感想・評価

3.8
なんとなく2000年代の作品かなと思いながら見ていたので、結構、最近の作品だったのが意外だった。あるハプニングを機に、理想の見た目やスタイルを手に入れて絶世の美女になった!と一人で勘違いし最高に浮かれながら過ごすのだけど、自分のコンプレックスがなくなるだけで、人は、職場でもプライベートでも、オープンに積極的に振る舞えるようになれちゃうのかもしれない。内から自信が溢れ出て、素敵な自分をみんなにアピールしたい!と弾ける姿が清々しい。自分の調子を見失ってしまうところは痛々しいけど、愛おしい大失敗でもある。

レネーを演じたコメディアンのエイミー・シューマーの演技が輝いている。レネーの女友達二人もよかった。二人はレネーのように過度に自分自身に呪いをかけてはなくて、なりたい自分や好きな自分をちゃんとわかっている。はじめはとんでもないテンションでナンパを仕掛けてきたレネー(魔法にかかってる最中なので本人は至って本気)に困惑していたのちの彼氏のやさしさもよかった。我々の敵はルッキズム……の思いを再確認しましたね。

見てる間ずっと渡辺直美のことが頭に浮かんでたけど、吹替を担当してたみたいですね。
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