容姿にコンプレックスを持つレネーがあることをきっかけに、スーパーポジティブになって楽しい人生を歩みだす。以下、ネタバレ入ります。
なかなか評判がよかったので楽しみにしていたんです。でも他人と比較してでしか自信を持てないレネーにがっかりしました。美を基準にしたヒエラルキーを自分で勝手に創り上げていたから、こわいくらいに自信満々ハイパーポジティブになれたし、どんどん酷い人間にもなっていった。「美しくなければ大事にされない」というのは彼女が経験したことかもしれないけど、観客は知っているんだよね。それはあなたが卑屈になっていたからだって。愉快にしてるだけで、ひとってものすごくチャーミングなんだよ。夢が美人になること、なんて寂しいよ。(こう考えさせるところまでがこの映画のメッセージなんだと思うけど)
レネーにしか見えないモデル級美人になったレネーを一切映さないところはよかったです。