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アンクル・ドリューのmitakosamaのレビュー・感想・評価

アンクル・ドリュー(2018年製作の映画)
3.6
“昔バスケの名選手だった爺さんが再結成し活躍する話” 程度の認識で面白そうじゃん!とほぼ予備知識0で見に行った。

そしたら劇場に中学生ぐらいの集団が複数いる。観賞後にわかったのだが、お爺ちゃん役を本物のバスケプレイヤーが演じてたんだね。
随分バスケの上手い俳優だなぁと思っていたら、現役・引退後のトップ選手が特殊メイクで老人になっていたらしい。
劇場に見に来てた子らは、バスケ好きで選手のファンだったのかもね。

そう考えて見ると改めて凄かった。特殊メイクの自然さもさることながら、バスケ選手の演技の上手さも相当だったよ。
(ちなみに2メートル級のジジイが出てきて、最初ロン・パールマンかと思ってたわ。)

基本的にバスケ選手が老人役になり、ボケた発言をしたり若者とのジェネレーションギャップが露呈したり、コメディリリーフを担ってる。
対して、老人に振り回される若者(選手としては挫折したチームコーチの青年)をコメディアンが演じてて、ツッコミ役を担ってる。

まぁコメディだから言いっこ無しですが、基本的にはそんな馬鹿な!って内容。車椅子のジジイがシューズを履いたら立って歩き、しかも現役選手よりバスケで大活躍。

しかし笑いのテンポは凄く良いし,実際劇場もかなり盛り上がってた。
牧師が洗礼式で歌いながら赤ちゃんを浸けようとして、代わりにコーチが水に沈められるとか、ゲラゲラ笑った。
理不尽な車のルールを説明するシーンとか、ボケツッコミの回転の速さに、なんだかわからないけど笑いが止まらなくなる。

面白くて、格好良い。バスケ好きならもっと楽しめるんだろうな。
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