ちょうど偶然、ここ1ヶ月ぐらい仕事がしんどいなーって思ってたところ。
週末だけを楽しみにして平日は毎日仕事して、自分の人生はなんのためにあるんやろう。学生の頃は自由な時間いっぱいあったのに、仕事し始めてから「自分ってあの人からどう見られてるんやろ」「あの人が考えてることってなんやろ」って環境や状況に縛られてる。周りと比較してしんどい。月曜日にはこれがまた一週間、そしてそれをやりすごしてもあと何十年も続くんやなって思うと、ほんまに自分の人生こんなんなんやっけ?って思ってきてた。
そんなときに、せっかく週末やしたまにはテレビでも見てのんびりしようと思って出会ったのが、金曜ロードショーでやってたこの映画。
プーみたいに好きなことだけしてのんびり生きられるのもいい。けど私は、多少苦しいことが続いても、頑張りたいと思えるときがあることが本当の意味で自分がやりたいことやと思った。そうやって人生に向き合うことが自分にとって幸せやと思うから。
やからこそ大人のクリストファーがプーと再会してからも仕事に戻って、そしてプロジェクトでよい提案をするというストーリーが勇気を与えてくれた。それを推奨してる映画ではないのに、むしろ仕事とか人生に対するやる気が少し出てきた。
そして大人になってるのにこんな作品を書ける脚本家はじめクリエイターがすごいって思う。
きっとこの映画は「子どものときの方が何にも縛られずに最高」っていってるわけではなくて、子どもの頃にも大人になった今にもそれぞれの考え方や立場や状況があることを肯定してる。責任も増えたけど人生の幅や視野も広がった今、子どもの頃を忘れないで、心の底からやりたいことをやりましょうってのをいってるんじゃないかな。そのための方法を見つけて実践する過程が生きるってことやん。