実のところ、くまのプーさんはキャラクターとしてはよく知ってるけれど、童話には馴染みがなく、子どもたちにも読んであげたことないんですよね(・_・;)
だから原作ファンの方のような思い入れはなかったのですが、ユアン・マクレガー＆プーさんっていうのに惹かれて公開を楽しみにしてました♪
大人になり家族との時間も顧みず仕事に追われるクリストファー・ロビン。そんな彼の前にひょっこり現れたプー。彼が忘れてしまった大切なモノを届けるために…。
再会してからプーがクリストファーに掛ける言葉がいちいち可愛くて、そして心に刺さります。私は彼ほど仕事人間ではないけれど、よく娘に言われるんです、「私より映画とかSNSの方が大事やもんな」って…。もう20歳でいい大人だけど、もっと以前からそうだったし、クリストファーの娘マデリンと重ねて観てしまい涙ぼろぼろになりました。
何事にも行き詰って、身動きが取れないって感じることの多いストレス社会で、ちょっと立ち止まってみることも大切だと教えてくれます。そうすれば、自ずと一番優先すべきは何なのかも見えてくるはず。
プーと仲間たちが繰り広げる冒険は、子どもが観ても楽しめるけど、それ以上に毎日忙しい日々を過ごしてる大人たちへのメッセージが込められた映画なんでしょうね。
プー、ティガー、ピグレット、イーヨーたちの可愛らしさはもちろん、“100エーカーの森”の美しさにも目を奪われます。そして、プーとクリストファー・ロビンがふたたび心通わせるシーンが素敵♪ いつまでもふたりを観ていたかったな。良かった！（字幕版で鑑賞）
