大好きなユアン・マクレガーが、クリストファー・ロビンに扮するとの朗報を聴いて以来、胸を高鳴らせて待ち続けた本作...！
小さい頃に何度見返したか数えきれないあの100エーカーの森の世界観が、リアルなCGで完全再現。なぜかオープニングからぼろぼろ泣けてきてしまって、それからキャラクターたちが1匹ずつ登場するたびに涙（笑）。多分もともとプーさんを好きな気持ちと、涙する回数はかなり比例すると思うので、ファンの方は覚悟して挑んでください（笑）。
仕事人間で家族を顧みない嫌なやつ（笑）になったクリストファー・ロビンが、ひょんなことからプーと仲間たちと再会するという流れは予告編通り。もちろん感動的なストーリーだったのですが、正直結末は予想通り過ぎてあまり泣けませんでした...！
でもとにかく作品全体に漂うあのノスタルジーがもうたまらない！
プーたちのリアルなぬいぐるみの質感といい、100エーカーの森のあのふんわりとした雰囲気といい、観客の幼少期の記憶に語りかける世界観の演出は圧巻でした。
あのプーさんたちを一体どうやって実写化するんだろうという心配も何のその、観ているだけで伝わってくる本物のぬいぐるみ感たっぷりの質感と、クリストファーに軽く持ち上げられちゃうちょうどいいサイズ感まで完全再現！もうそれを堪能できるだけでも至福の時間でした！！
プーヤピグレット、イーヨーはもちろんのこと、きちんとラビット、カンガとルー、オウルなどサブキャラたちも登場。でもやっぱり個人的にはティガーが断トツで可愛い！（笑）またまたファンにはたまらない、例のジャンプの歌まで披露してくれて実写版でも大活躍でした！
なんと今年90歳のリチャード・シャーマンが再び手がけた書き下ろし楽曲も良かったし、相変わらずセリフが一つ一つ胸に刺さるステキな名言の宝庫。「何もしないことが最高の何かに繋がる」って良い言葉だな、と。まさにプーさんの世界を言い表すのに、これ以上の文言は無いですね。
忙しない毎日だけど、時に立ち止まって自分を見つめなおすのもアリだなとほっこりできました。クリストファーと一緒で最近眉間にしわを寄せてばっかりなので（笑）プーの一見気ままだけど愛すべき生き方を見習いたいなとふと思ったのでした。
それにしてもユアンのクリストファー役はイメージそのまま！ちょっとイライラしてるシーンが多かったのが残念だったけど、プーたちとゆるゆる過ごす描写も多々あって癒されました。もうプーさんとユアンをWで堪能できるなんて贅沢すぎ！（笑）
『美女と野獣』に次いでのディズニー作品で優しい平和な役柄が続いていましたが、この後は『シャイニング』続編ということで今後も彼の更なる振り幅の大きさ、楽しみにしております！！（笑）
