うーん、よく出来ていますね。
この時代設定だからこそ、ファンタジーな内容がしっくりくるし、ボロボロのぬいぐるみと本物の動物風な仲間たちとか、絵本の雰囲気を極力映像に反映しようとしたやんわり感。うまい。
目を覚ましてお腹を空かせ、ハチミツを食べようとしたら壺が空だった…から始まって、ティガーが写し出された自分と戦おうとするなど、原作へのオマージュの数々。
絵本+名言集の映画かといった具合で、子供や若者だけでなく、働く親世代も響かないとはいえない言葉たち。
うん、あえての派手な映画じゃないとこも含め、巧いです。
なんと、「チョコレート」の監督。
そして目尻のシワが素敵なユアン。