モケーレムベンベウンバボベ

ルイスと不思議の時計のモケーレムベンベウンバボベのレビュー・感想・評価

ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)
2.3
監督は拷問ホラーの鬼才イーライ・ロス。
今作は、スティーブン・スピルバーグの制作会社アンブリン・エンターテインメントと組んでファミリー向けファンタジー映画を作った。だって!。さて。
どう料理するか大いに期待!
が、全体的に雇われ監督が流して作ってるような感じで、顔色を伺ってるような、かつ、ところどころ諦めというかめんどくさくなって集中力欠いてるんじゃないかという印象。監督のこだわりポイントが見えない。揉めた上で妥協したんだろうな、たぶん。
ところどころイーライロスならではの、って感じはなくはないけど、予めイーライロス監督と知らなかったら多分分からない。
あと期待したルックに関しては、ウェスアンダーソンとかティムバートンとかそのあたり参考にしてチョチョイのチョイで仕上げたみたいな姿勢で斬新さなし。新しいビジュアルを提案してほしかったが、そういう力量がイーライロスにはなかったんだな、ということが分かって残念無念。

ケイト・ブランシェット様がとにかく至福。リアクションが子役的オーバーリアクションのクソガキのルイスと同い年の10歳に戻ってすり替わってめちゃくちゃ甘えたい。(ばぶみ)