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ある少年の告白のseuyuのレビュー・感想・評価

ある少年の告白(2018年製作の映画)
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・同性愛者を矯正?治療?もうその言葉が恐ろしいよね。実話ベースなのがまたつらい。
・とにかく悲しくて切なくて重くて心が苦しい。
・マイノリティは矯正しなくてはならないのか。でも利き手ですら矯正させようとすることがあるわけだもんな(特に昔はそうだったよね…今のなのかな…?)。確かにこの話は宗教性が大きいけれど、そもそも日常生活には少なからずマイノリティの矯正(マジョリティに寄せる)行為があると思うんだよね…。多数派が有利(つまるところ構造として、潤滑に回すための便利な)世の中はともかく、だからといって少数派を迫害する理由にはならないでしょっていう。
・人間というものは不条理の社会に生きているし、その社会というものは人間が作っていて不完全なのだ。そう、宗教とはそういうものだ。そして宗教以外もそういうものだ。
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