このレビューはネタバレを含みます
『ある少年の告白』
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2019年公開のアメリカ映画
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ここしばらく
ヨーロッパ系の
作品尽くしだったんで
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久々のアメリカ産
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裕福な家庭に生まれ
父は神父という
信心深いキリスト教徒の
両親を持つ主人公
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大学生活を寮で過ごすも
親切にしてもらった
同級生から
レイプされてしまう
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それをきっかけに
自身が同性愛者であるコトに気づく
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両親の元に
密告電話が入り
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教会が支持する
同性愛者の転換教育施設に
送り込まれてしまう
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そこで行われた
異常なカリキュラムに
反発を覚え
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母の手助けを得て
脱走するも
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体面を気にする
父親と衝突するコトで
家族は崩壊してしまう
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そんな中
施設で目をつけられていた
同僚が自殺したコトをきっかけに
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新聞社に告発文を掲載し
社会的問題に発展させる
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と、いう
実話ベースの話
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ニコール・キッドマン
ラッセル・クロウと
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なかなか豪華な
キャスティングな上
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実話ベースというコトで
期待度高めだったせいか
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LGBTQと
宗教の組み合わせという
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HOTな話題なハズなのに
イマイチ厚みに欠ける感が
否めないかな…
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宗教というのは
歴史的に見ても
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政治利用されたり
科学の登場により
矛盾が生じ
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現代においては
多様性が叫ばれる中
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なかなか難しい立ち位置に
なっていくのではないか
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作中の矯正施設も
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同性愛者の精神を
叩き壊し、再生させるという
スパルタなカリキュラムで
所謂、洗脳
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引き絵で見たら
宗教のマトリョーシカ状態だ
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舞台が、アメリカ南部の町
というところも
さもありなんである
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