試写会！
起伏の大きな映画ではないけど、すごく心が動かされた。ルーカスヘッジズがすごく良くて、さりげない演技だけど本当に泣かされた。ニコールキッドマンとラッセルクロウも、全く完璧でないリアルな人物像が良かった。ちょっとテンポが悪いのと途中まで主人公の考えが分かりにくいけど、最後急に話が動く。
同性愛について、LGBTQについて、キリスト教圏は日本とはまた捉え方が異なっていて、両方を矛盾させない為に苦労があるんだろうなと思った。
自分からすると同性愛を拒否し排除しようというのは古い考えで、以前の家制度を当たり前とする概念なので刷新されると良いなという感覚だけど、キリスト教は同性愛を許さない考えで、特にアメリカ南部のような保守的な場所では両立させる為の論理は相当な努力や積み重ねが必要なんだと思う。
施設について、馬鹿げてると思う事は簡単だけど、LGBTQが後天的なもので治療可能という考えに基づくとあり得ないものではないなと思う。（鬱が気の持ちようという考えから、病気なので薬を飲もうという認識が広まってきたように）
人間の尊厳を損なう行為はとにかく悲しい。
