ぺんじん

ある少年の告白のぺんじんのレビュー・感想・評価

ある少年の告白(2018年製作の映画)
4.2
うわー、辛い...しかもすっきりしない...辛い...
本当にあった同性愛者矯正施設の話なんだけど、やってることがほぼ洗脳!家系図を書かされて親族に「外れた奴」はいないか、いなくても「いる」というまで質問されるし、強制的に家族の悪口を言わされるし、同性愛矯正っていうだけでもひどいのに、やってることがえげつないほどの新興宗教のセミナー的洗脳!助けてくれる人もいないし、矯正の見込みが無いと思わると長期矯正キャンプに送られるし、逃げ場の無さが精神的にキツイよ...
ひげ面のジョエル・エドガートンがいかにも怪しげで嫌な奴だよ!
結局お母さんのお陰で危ない施設からは逃げられるんだけど、そこでハッピーエンドにしないのがやはり嫌な映画好きのジョエル・エドガートン。
父親とのわだかまりを簡単に解消させないところが監督の執念を感じさせるよね。主演のルーカス・ヘッジズもピッタリだったし、ラッセル・クロウは演技派だったんだなと改めて再確認。ニコール・キッドマンは美しかったけど、やはりエドガートン一味を銛で一突きしてほしかったかな。
いや~嫌な映画ですよ、これは!
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