よお

ある少年の告白のよおのレビュー・感想・評価

ある少年の告白(2018年製作の映画)
4.0
主人公は大学生のジャレッド。
彼はある時、思いがけない出来事をきっかけに自分は男性のことが好きだと気づく。
しかし、息子の告白を受け止めきれない両親が、同性愛を“治す”という矯正施設に送る実話に基づく話。
施設は閉鎖的で体力、精神的に追い詰めていく。
キリスト教では同性愛は罪だということ。
アメリカでは2000年代でも矯正施設はまだあり、70万人が入り精神的悪影響を受けて自殺する人までいるとこの話を通し知った。

衝撃的だった。

治せるものじゃないものを治そうとすること。
施設側は同性愛はドラッグやアルコール依存、DVなどと同じものだと考えていること。
ビデオ撮影をしながら同性愛の行いを告白させ「罪深い行動をやめて神に赦しを求めます」とも言わせたり、皆の前で聖書で叩かれること。


この物語に出演しているトロイ・シヴァンとグザヴィエ・ドランは本当にゲイだと言う。
どのような気持ちでこの映画に出ることにしたのだろう。
きっとカミングアウトする前には葛藤や苦悩があったと思う。
それを乗り越えた2人はすごいと思う。
ありのままに自分らしく生きる。
難しいことだけど皆がそうなれば世界は少し変わると思いました。
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