あるホテルに色んな事情を抱えた人が集まり事件が起こる。
それぞれをオムニバス的に描き、途中で客同士の思惑が交錯する展開へ。ちょっと伊坂味を感じるストーリーだった。
タランティーノ的オフビートなノリかと思ったら意外にシリアスな展開に。
ただ、終盤とある人物が思わぬスキルを発揮するところはカタルシスあって良かった。
意外なタイミングであっさり人が死んでしまうので不意をつかれるけど、あの人は死なない気がした。
辛酸舐め尽くした感ある人って死ななそうだから。
あとはクリス・ヘムズワース(ビリー)すっげー嫌な役なのに不覚にもちょっとカッコいいと思ってしまった。
ただ彼に心酔しているローズは洗脳状態とはいえ胸クソ。笑
(最近ドキュメンタリーで見た、コンセプトカフェにハマって推しの店員に金落とすためにパパ活する女の子を思い出した)
黒人差別、カルトとヒッピーコミューン、ベトナム戦争など要素として60sのテーマに溢れているけど、演出にももうちょい60sテイストがあると良いなって思った。