何年か前から気になってはいたのだが、長いランタイムと評価があまり宜しくない点で後回しになっていた本作ですが、いざ見るとめちゃくちゃに面白かった
懸念していたランタイムの長さなど気にならないレベルであった あっという間に2時間半弱が経過した
話の土台はヘイトフル・エイトの舞台をホテルに変えただけのように感じるが、登場人物達の訳アリな過去とその目的が入り交じる密室劇は見応えがある
チャプター別に話を分けたり、絶妙に時系列をずらしたり、どこかタランティーノフォロワー的な作品に感じるがそこが上手くハマっていた
初めから面白いがやっぱりチャールズマンソンに着想を得たであろう教祖クリヘムが登場してからが面白すぎる
彼が本格的に話に参加するのは1時間半を過ぎた頃と遅めの参戦ではあるが、それがまた本来はホテルの客では無い異分子であることが強調されて好きだった
正直クオリティが高くて高評価な映画という訳では無いが、自分の好みにぶっ刺さる偏愛映画ではあった
