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ホテル・エルロワイヤルのmasakaのネタバレレビュー・内容・結末

ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

ネバダ州とカリフォルニア州を跨いで建つホテル・エルロワイヤルに、ワケありの客が集まってきます。

客も従業員もそれぞれの事情を抱えていて、それらがこのホテルで起きた10年前の出来事を巡って絡み合っていく...のは、良いんだけど、何だろう? 妙に間延びするというか、登場人物が全員思わせぶりな割にあっさりその背景が明かされる(観客にも予想がつく)し、それぞれの抱える事情が絡まり合う事は確かなんだけど、複雑には絡まない。割とこれはこれ、それはそれで処理されてしまうから観ていて緊迫感も「どうなるんだろう?」って興味もそそられないし、(かなり)重要な人物が後半にいきなり登場するから、唐突な感じが拭えない。

トレーラーではホテルの持つ秘密にワケあり宿泊客が巻き込まれるような印象を受けたのに、ホテルはただの舞台でしか無くて、そこも個人的に肩透かしだった。

クリス・ヘムズワースのいかがわしい演技は観てて面白いけど、その分見どころが「そこだけ」になった感もある。
もうちょっと複雑に絡み合う脚本だったらすごく面白くなっただろうなと思うとすごくもったいない映画。
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