タイの刑務所に服役し、ムエタイでのし上がることに成功したイギリス人ボクサー、ビリー・ムーアの自伝小説を映画化したアクション映画です。
タイでも悪名の高い刑務所に収監される事になったビリーは殺人、レイプ、汚職がはびこる地獄のよう刑務所で、死を覚悟する日々を余儀なくされるのですが、タイの刑務所は囚人服もなく、全員がパンツ1枚で、大部屋に入れられ雑魚寝で囚人達がタトゥーを全身に入れていてタイの刑務所の現状に絶句しました😱
この映画は現地の警察官、刑務官、囚人達の台詞に字幕がほとんど付かないので、意味不明なタイ語を聞かされる演出にビリーと同じ体験をしているような気持ちになりました。
その暴力がうごめく刑務所の中で、ビリーはムエタイ🥊と出会い のし上がって行く姿に感動しました。
ビリーが人間としての誇りを取り戻し、自分の力で人生をやり直そうとする強い意志が伝わってきて頑張れ✊‼️と応援してしまいました。
レディボーイ(元男性)の方々がとても綺麗でビリーも恋をするのですが、お金でレディボーイを他の囚人が買いビリーが怒りに燃えるところとかもとてもリアルでした。
ラストの試合のシーンはかなりカメラが動くので、躍動感があり目が離せませんでした🥊
後から調べたら撮影場所は本物の刑務所で出演している囚人達はみんな本物の元囚人だと知りだからリアルさに拍車をかけていたんだと思いました。
エンドロールにご本人が出られるのですが、あれジョー・コールと全然イメージが違うと思いクスッと笑ってしまいました。
邦題の『暁に祈れ』と言うタイトルもこの映画にピッタリだと思いました👏