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ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーンのSGのレビュー・感想・評価

4.0
個人的にはロックを中心に音楽を聴いてきたのだが、そこには必ず、ジョン・コルトレーンや
マイルス・デイビスが現れる(たどり着くといったところか)
若い頃にコルトレーンを聴いた時は、〈その良さ〉はわからなかった。
今回の鑑賞で、コルトレーンの音楽のみならず、様々なエピソード、影響力を知る事で〈その良さ〉を少しでも感じることが出来そう。
それは、作中コルトレーンの音楽を宇宙と表現しているが、その意味を少なからず理解出来た気がするからだ。
ただの安っぽいトリップ感では無く、ストイックに音楽を突き詰め、地獄から這い上がりたどり着いた先にあるもの。そして、聴衆が、ミュージシャンがコルトレーンの音楽に未来を感じていたこと。
それらが、大きな波動となり、宇宙という表現になると勝手に解釈。
あの時代、戦争、差別など、音楽に大きな影響をもたらす事が渦巻いている事などを忘れる事なく、音楽を聴くというより、感じる感性を養っていきたいと思う。
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