何よりコンセプトだ
衣装、メイク、曲、演奏
それらが機能し、独自の世界が繰り広げられる
ありきたりだが、生でステージを観たかったものだ
当時のロックシーンにおいて、宇宙を表現するものは、とても多い
様々な要素はあるのだろうが…
その中でも秀逸な表現だと感じる
しなやかなシルエットのボウイは
寛斎の衣装を身に纏い、性を超越しながらも
観客の女性を陶酔させ
the spiders from marsの熱で高揚させる
Let's danceまで、ボウイは10年先を行っていたと、評論家達が讃えていたが
ステージでは、
Let's spend the night together
White light/White heat
が演奏され、決して観客を置き去りにしない気遣い(自分には、そう思えた)があった
この絶頂のステージにて突如(しかもあっさりと)バンドの解散をアナウンスし、次なる表現手段を探していく
嗚呼、なんて潔い、そして儚い
映画館で観ることによって
ボウイの妖しい魅力は何より
バンドの厚さ、特にミック・ロンソンのギターに惹きつけられた