もしランボーかメイトリクスかライバックが、クライモリシリーズやヒルズ・ハブ・アイズシリーズやホステルシリーズに出てきたら…という設定で観るとなかなか面白い一作なのではないかと思う。
通常、ホラー映画やスプラッタ映画における登場人物の戦闘能力は敵側に劣るもので、最終的に後味の悪い結末を迎えることが多い。全滅エンドを迎える事もよくあることだ。
しかし、今作は主人公がネイビーシールズ出身の退役軍人ということで、クライモリやヒルズ・ハブ・アイズやホステルに出てくるような殺人鬼に対し無双していくというシーンが色濃く出てくる。言うなればランボーやメイトリクスやライバックをホラースプラッタ映画に出すとこういう感じになるのだろうなという事で、個人的には結構面白かった。展開のテンポも結構スムーズなのでストレスは特に感じないだろう。
ただ、若干安易に登場人物を殺しすぎる感があったのは残念だった。金持ちであることを鼻にかける高飛車で小生意気なライリーについては、性格の変化を描けただろうから生かした脚本の方が良かったのではないかと思う。
