ねんどおにいさん

ニンジャバットマンのねんどおにいさんのレビュー・感想・評価

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)
3.6
バットマン一行とアーカムアサイラムに収容されているヴィランズが、ゴリラグロッドの発明した装置によって戦国時代の日本にタイムスリップ。

戦国大名としてヴィランズが群雄割拠する日本を舞台に遅れて到着したバットマンが活躍する作品。


今ノリにノっている神風動画が、脚本にグレンラガンの中島かずきを迎えて贈る荒唐無稽なハチャメチャアニメ。

序盤からシュールなギャグが多く、荒唐無稽な展開が続くものの、中盤は若干ダレる。
後半、ヴィランもバットマン一味も勢揃いしての合戦はその超絶クオリティのアニメーションも相まって燃えるが、何か腑に落ちないモヤモヤが残る。


映画館を出てそのモヤモヤの正体に気付いた。
それは「このクオリティのまま原作に忠実なバットマン作ってくれよ…」というものだった。
アーカムで暴れるヴィランやバッツを観たいし、序盤でのアサイラムのシーンの雰囲気が完璧だった為に残念。

バットマンの魅力はキャラだけではなくてアーカムシティそのものに大部分があるわけで、そのアーカムシティに勝る魅力が今作の戦国の日本にあるかと言われるとNOである。