バットマンのアニメーション作品の中でも、これ程の作画、刺激的な画作りのものは他に無い。
戦闘シーンは特に秀逸。役者達の熱演もあって(特に高木渉氏)、その迫力は凄まじい。
しかし映像が良くとも、物語の展開には正直乗れなかった。水崎淳平、中島かずきという名がある事、それが何を意味するか分からない程の無知では無いし覚悟はしていたつもりだが、やはりロボ…からくり城大合戦の辺りで頭を抱えたくなった。その自由さこそがジャパニメーションに求められているものだと言われたらそれには頷くしか無いのだが…。
ジョーカー以外のヴィランやバットファミリーのデザインも非常によく出来ていたので、それこそロボよりもヴィランやファミリー達をもっと見せて欲しかったという思いもある。蝙蝠衆も掘り下げ不足。
そして肝心の忍者要素はどこに…あぁ、忍者ではなくニンジャね、それは失礼しました。
