ゴン

名探偵コナン ゼロの執行人のゴンのレビュー・感想・評価

3.6
安室さんもはや主人公より人気あるよね。
昨今のコナンは邦画全体でもトップレベルの興収があるので色んな思惑があるのは理解できる。
でも、明らかに過度な女子ウケ路線は勘弁してほしい。
クサイセリフ言うキャラが増えすぎてて男がどんどん見づらい作品になってる。
今年は安室さん推してくということで公安警察がメインの話になるがこれがまた複雑だった。
公安警察がそんなに種類あるの知らないし、早口でマシンガン説明されても所属や力関係整理するのちょっと苦労した。ここにさらに弁護士とか絡んできてもう子供完全に置いてきぼりだろう。
冒頭からの小五郎の逮捕や安室さんの裏切り疑惑をかなり引っ張る引っ張る。100%元に戻るの分かってるのにスリルもクソもなく茶番が長い。
今作はクライマックスシーンも含めて緊張感の演出が下手。
やはり原作連載中なので、映画で意外や大胆な展開に踏み切れないところがコナン映画の弱点かな。
お決まりのアクションシーンはここ最近では控えめな気がするが、非現実性が高いエンターテイメントに振り切ったアクションなのでまあまあアリ。
見てる人の大半は犯人、安室さん、ゲストキャラの行動理由とかほとんど把握できてないと思うし、その結果安室さんカッコいいくらいの感想しか言うことないんだろう。
普段から映画をよく見る人なら不満が山のように湧いてきそうだ。

自分がだんだんコナン老害になってきたと自覚してる。
それでも、たまにはキレのあるトリック、推理、豪快なアクションを期待して毎年見てしまう。
ゴン

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