狛犬

アンダルシアの犬の狛犬のレビュー・感想・評価

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)
2.0
興味本位で気負わずに鑑賞したのが却って好都合だった作品です。映画を製作する以上、商業的に捉えられる一面を含ませる事は必須だけど、そもそも観ると観せる関係性を意図的に無くしている作品と感じました。実験とか前衛とか超現実等の言葉を除くと評価はとても難しく、総括して映画の否定アートという感覚でした。途中ダダっぽいなと考えてるうちに最終的には感覚的で、鑑賞後この作品を心から凄い!とは思うにはこの作品が喝采を浴びた86年前の人らの感性や価値観を知る必要があるのかも知れません。今の僕にはシュールをもっと知らなければと思わせる様な不気味な映画です。
剃刀のシーンを起こりに入れたのはこの作品を見るのではなく感じろって意図なんですかね
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