ケロケロみん

アンダルシアの犬のケロケロみんのレビュー・感想・評価

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)
3.5
国立新美術館で開催中の「ダリ展」の展示の1つとして上映されていました。シュルレアリストが作ったのですから当然意味がわかるわけがありません。1番わからないのは時間の経過です。文字で何年後と言っているにも拘らず場面が変わらなくてシュールでした。
ブニュエル監督と共同脚本、出演もしたダリはマドリードの学生寮時代からの友人。この作品はブニュエルのデビュー作でシュルレアリスムの代表作品です。手の中のアリや腐ったロバは強迫観念的イメージ、全てが夢のイメージを継ぎ合わせたような作りです。
パリでプレミア上映した際観客を挑発しようという意図に反して大好評、一般にも公開されたとのこと。以上ほぼ図録から引用しました。サブカルの走りみたいな風に思えました。