エルサレムの偉大な市長の伝記的なドキュメンタリー。
ユダヤ人の歴史も深く関係しているようで、ちょっとよくわからない。

無名な頃のアドルフ・アイヒマンに会って３０００人のユダヤ人を英国に逃がしたらしいが、それが本当ならアドルフ・アイヒマンは３０００人を助けたことになる。
善行は広まらないものだな。と思った。
アドルフ・アイヒマンはただ許可を与えただけで、３０００人を救いたかったわけではないけどね。
他にも、フランク・シナトラや、ポール・ニューマンや、アルフレッド・ヒッチコックに会ったようだった。

感想としては、この映画を観る前に求められる知識というものが相当ある。
ユダヤ人は、ナチスに迫害されただけでなく、長い歴史の中での話なので、この映画の人物の行動も長い歴史の中で見なければ表面的な評価で終わってしまうのではないか。
その辺りの知識が弱すぎて、僕にはちょっと評価が難しい。
結局のところ、人を選ぶのだ。
しかも、一般的な日本人にユダヤ人の歴史についての知識がどれほどあるのか。
簡単な映画ではない。玄人向けかな。