Nobody

カメラが捉えたキューバのNobodyのネタバレレビュー・内容・結末

カメラが捉えたキューバ(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

素敵な写真が後半にたくさん出てきて印象的
人々の明るさ笑顔が印象的
貧しいながらも明るい素晴らしい国民性

40年にわたるドキュメンタリーながらもこれはほんの一部
でもキューバの事を少し知れた

政治的分断はあっても国民は敵じゃない、友人
って本当にそうであって欲しいと切に思う。
最後のグレジットの米国人の友達でいてくれることを願ってキューバの人々に捧ぐ
はほんと泣ける
米国の方がこのドキュメンタリーを撮り続け世に送り出したことの意味もすごく大きい

国民より観光客を大切にする国っていう指摘も的を得ててそうじゃないねんけど観光業に頼らざるを得ない状況ってのもめちゃわかるし
闇市で生計立ててる人達とか農業で生計立ててる人とか日陰の面がめちゃ深刻でそこにもスポットうまく当ててるし
同じキューバやのに陽と陰がはっきりしてて、色が全然違う

観光に力入れたり、亡命した人たちがまた戻ってくることによって良くも悪くもキューバにとっての前進があって
難しい苦しい時代を生き抜いてる底力とかすごいし、カメラが回ってるってのもあるけど全体的に雰囲気が明るくて陽気でタフで

でもやっぱり平等に時間は流れてて亡くなっていく人がいて、残されていく人がいて
一つの大きな時代は終わったかも知れんけどちゃんと受け継がれるべきものは受け継がれていってて
でも反米精神も残ってて、キューバから米国に亡命する人たちに反発とか暴動が一部であるのも事実その辺難しい

とにかく現地の生の空気を浴びたい
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