ボブおじさん

走れ! T校バスケット部のボブおじさんのレビュー・感想・評価

走れ! T校バスケット部(2018年製作の映画)
3.3
バスケットボール ワールドカップでの日本代表の健闘を祈念して昨日に引き続きバスケットボール関係の映画を視聴。

松崎洋の実話に基づいたベストセラー青春小説を「ルームメイト」の古澤健監督が映画化。脚本をドラマ「おっさんずラブ」の徳尾浩司が担当した。

連戦連敗の弱小チームが強豪校に挑むといういわゆる王道スポーツ物。志尊淳が、挫折したバスケ部元エースの主人公を熱演するほか、バスケ部員役の俳優陣が自身で演じてみせたバスケ試合のシーンも頑張っていた。

ただ、原作の主人公が強豪校から弱小校に訳あって転校してきて、最初は反発しながらも徐々に周りを巻き込みチームが力をつけていくという展開は、過去に映画・ドラマ・マンガなどで既視感満載。

原作も昔読んで、ありがちな展開だなぁと思った記憶がある。ただ、それでも見てしまうのは、何だかんだ言いながら、この手の話が嫌いでないということだろう😅



〈余談ですが〉
最近は、Netflixなどでアメリカのバスケットボール映画を見る機会も増えたが、驚くのは役者陣のバスケ技術と身体能力の高さだ。

身長190cmクラスのバスケ経験者がゴロゴロいて、試合の描写も迫力があり力強い。本作もそうだが、何年か前に見た日本のプロリーグを描いたバスケドラマが体つきも含め子供騙しに見えてしまう。

残念ながら役者の層の厚さを見てもアメリカと日本のバスケ文化の浸透度の違いは一目瞭然。大袈裟なようだが、100年経っても追いつけるようには思えない😭

一方、日本はここ20年程で少年サッカーが、一気に広まりサッカー経験10年以上の役者もかなりいるはず。

原作となりそうな漫画や小説にも事欠かない。サッカー経験者だけを集めたリアルな本格サッカー映画なら作れると思うのだが、そんな需要はないのかな😅