事故物件に住んでもう一度賃貸に出せるようにするお仕事、ルームロンダリング。
主人公は霊が見えるけど除霊とかはできない。日常的に見えるから怖くないだけ。
なので、期間が過ぎたら部屋に霊を残してそのまま出て行くのが基本スタンス。根本的な問題解決はしない。
このような設定も相まって、とても緩い雰囲気でまったりと時間が流れる。ホラー的恐怖は皆無、気を抜いて見るのが心地良い。
基本はほのぼのコメディだけど、死者の思いが琴線に触れるシーンも多く、主人公が世界に心を開いて成長していく姿にもジーンとして、中々後味の良い映画だった。