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千と千尋の神隠しのclydebarrowのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
4.3
「本当の名前」で自分を取り戻すとか、名前を与えて相手をコントロールするとか、グリム童話など北欧の物語によくあるパターンで、そういう点も含めて欧米での評価に繋がったのだと思う。
神の乱暴さと寛容さ。それ故の非情さと慈悲。民俗学的視点で観ると、とても面白い。その手の論考は既に山ほどあるだろうけれど。
女性性に対する幻想がないので、宮崎駿の作品で一番好きな一本。
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