じゅり

千と千尋の神隠しのじゅりのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
4.6
もうちいちゃい頃から何回見てんねんというほど見てて金ローでやるからとはいえ起承転結全部知ってても、なんか見てしまうし、全然飽きずに見てしまうし、何なら前見た時といつも違う発見がある。ジブリからにしか得れない栄養が絶対にある。子どもから大人まで楽しめる映画ってすごいと実感してしまう。
台詞一つ一つが、リアルというかお父さんとお母さんの現実味のある会話(父:この車は四駆だぞおー!がもう言いそう過ぎて特に好き)がもうはじめっから釘付けにさせられ、そこから目まぐるしく変わる恐ろしく美しい展開の連続。あり得ないほど完璧に作り込まれた登場人物たち。全てにおいて細かいところまで辻褄が合うというか、違和感が全く無くファンタジーに引き込まれる。すごい。そんなに泣くか?というくらい泣くシーンが増えてしまった。何でそんなに良い人ばっかりなんや、、と現実との差に圧倒されるからかなあ。ハクと一緒にいる時の安心感でさえ、泣きそうになった。え、ちょっと私疲れてるもしかして。
ほんでこれを子どもの頃に観た時感じた事と、今観た時に感じた事の差だったり、逆に変わらない所があったり、ただ客観的にみる楽しさだけでは無くて主観的にみてめっちゃ楽しいのがすごい。言うまでもないけど音楽も素晴らしい過ぎる。こんな感情にピッタリ乗る音ってあるんや。
あと坊の声が神木くんなのはびっくりする。あと途中で挟んでたスバルのCMにお金がかかってて変に面白かった。
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