ニカイドウ

千と千尋の神隠しのニカイドウのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
5.0
え?何??
始まりからめちゃくちゃ面白いやんっ!!
日常から異世界へ。みたいな地続き感が良い。
だって、引っ越し先の一本下の道やろ?
超ワクワクするやん!
実は、しっかり観たの初めてなんですよ。
…白状すると、映画館行きました。連日3時間くらいしか寝てない頃に…。
千尋が未来少年のほうのコナンみたく階段を駆け降りるシーンは……記憶にない。相当早い段階から気絶するように眠っていた模様。
起きた時には竜が飛んでました。笑
その後もTV放送をひとつまみ、ふたつまみ程度…。真剣に観る機会がなかったもんで…。
うん、和テイストの化物達良いね!
神様を化物扱いするんもなんやけど、八百万の神やからまぁ妖怪みたいなもんなんかな。
湯屋に「回春」の文字。さっきまでヌメッとした顔やったのに、妙に色っぽい女達。
金に狂う大人達。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』やないかっ!!
お!パイプも走るか!
更に銀河鉄道の夜かな?
辿り着いた先は質素な家。
まさか、そこで泣きそうになるとは…
自分の1番の宝の事を考え、その成長を嬉しく思いつつも言い知れない寂しさが込み上げて来た。
もしかしたら子供が本当に頑張る姿は、親には見られへんのかもなぁ。
タイミングであったり、もしくは別のモノを見ていて気付けなかったり。湯婆婆や千尋の両親みたいに…。
都市伝説で色々あるやん?噂は耳に入ってるけどさ、これって子供目線の物語なんよな。
だからさ、子供には大人はこう見えてるんやろうなぁって思う反面、愛情はちゃんとあるんやで!って言い訳したくなるし、そんな自分をダッサく感じる。けど、千尋の両親はちゃんと千尋の両親やと思うぞ。
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