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千と千尋の神隠しのYOHのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
4.8
米国のジブリ映画祭で鑑賞。

久しぶりに本作を頭からお尻まで見たが、大人になってから改めて見返すと本当に様々なテーマが詰まった、どんな世代でも何かしら心に刺さる映画でまさに不朽の名作。

子どもながらに気味悪いな〜、なんで銭婆はこんな怪物を家に置こうと思うのだろう…としか思っていなかったカオナシも、アラサーの今見直すとちょっとカオナシの気持ちが分かってしまう。承認欲求の強い人が、湯屋のようなあらゆる人間が集まるところに埋もれてしまうよりも、銭婆の住むようなところで自分の居場所を見つける方がいいということなのだろうか。とても深いキャラだと感じた。

坊についても、腹立つな〜この赤ちゃん👶😇…としか思っていなかったのだが、今見返すと、親を離れ一人で冒険した後、善悪を自分で見定められる一皮剥けた子になっていたのが印象的。ねずみの坊可愛い🐭

後世にもぜひ見てほしいと思う。
なんだったら、学校で見せてもいいレベルな気がした。
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