こく

千と千尋の神隠しのこくのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
4.8
23年振りの再鑑賞。子供の頃はワクワクしながら観ていたが、今観ると怖いし、色々倫理的にもヤバい映画だと理解する。ただ、あくまでも子供視点で気楽に見れる映画であるのは流石。

千尋が名前を奪われて、お風呂で神様を洗う仕事をさせられるって一連の流れが、なかなかギリギリだよパヤオ。攻め過ぎ。

ものすごく太った赤ちゃんの声優が神木君で驚いた。

全てが凄いジブリ映画ですが、今作は背景美術が優勝だと思います。

下記余談。
子供の頃、新宿の薄汚れた映画館でこの映画を観ました。当たり前ですが、夢中になり黙って観ていました。

上映が終わった瞬間、前に座った二人組の中年男性に「ガキが上映中にうるさくしゃべりやがって!」と絡まれました。こんな大人も楽しめるのがパヤオ作品なんだと、その層の広さを子供ながらに感じました。
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