Nana

千と千尋の神隠しのNanaのネタバレレビュー・内容・結末

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

何度見ても面白い映画
ジブリの昔の方の映画は特にすごいなあ
子供の時から10回以上は観てるはずなのに、なんか何度もちゃんと全部観たくなる

子供の時に見た時は、親が豚になっちゃうのとか、黒い影、船から降りてくる神様や泥団子くれる神様が怖くて、千と千尋が苦手だったけれど、
また大きくなった時に見たら違う発見があって…
今高校生になって観ると、
「帰りの電車はない」という蜘蛛爺の言葉の意味の深さ、片道切符、蜘蛛爺の千尋に対する感情、カオナシに「あなたも来る?」という千尋、途中の駅での黒い影と、そのホームの出口は果たして何処へ繋がるのか………。
ただ観るだけじゃなくて色々考えるようになり、また一段と深く感じる映画になってて、子供の頃観た映画とは別の映画に思えた。

そして登場人物が素敵。
ハクの、
「しっ、静かに!」って言って建物の陰で壁ドンして千尋を隠すシーンとか、「元気になるまじないをかけたからお食べ。」っておにぎりをくれるシーンとか、「僕の本当の名前はミギハヤミコハクヌシだ!」っていうキラキラした顔とか、好きだな(^-^)
あとはリサの
面倒見の良さと、なんだかんだ言って千尋を大事に思ってくれてるところがすごく好き。多分ジブリ映画で一番好きなキャラクター。

私の特に好きなシーンは

①ずっと哀しい顔をしていたカオナシが銭婆を訪れて自分の居場所を見つけたところ。

②ハクと共に中華街を駆け、ハクに 決して振り返るな と言われて一人で草むらを帰るシーン
自分の中で「夢が終わる感」「ハクといつか会える、いつ会えるのだろうかという期待」があって、なんだか草むらを通り抜ける爽やかな風が自分にも吹いてるみたいな気分になる!

③最後トンネルの前でお母さんが千尋を呼ぶ時の、やっと現実の世界に帰ったという感じが好きだし、
トンネルを抜ける間の母の毒舌にも「あぁ帰ったなぁ」と懐かしさを感じ、
埃と葉がたくさん被っている車に文句を言う父と母の姿、
千尋が、車に揺れながら、遠ざかり木に隠れていくトンネルを見るシーンも大好き。

この映画は1番ジブリは凄いなと思う映画だな。
ジブリの中で一番好き。
Nana

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