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千と千尋の神隠しのnaoズfirmのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
4.5

世界観がとても好きな映画🎬

ストーリーは名前を奪われ、両親を豚に変えられた主人公が、両親を救うため奮闘する姿を描いた作品でした。キャラクターの動き・世界観・大きめ演出・アイデアなど宮崎駿監督の芸術性が溢れていました。そしてこの映画は私たちに強いメッセージを残している作品だと感じました。両親が豚になるシーンやカネに目が眩むシーンでは"大人の傲慢さ・強欲さは直らない"カオナシの"無垢な純粋さ"は上述と対比させているように感じました。傲慢な大人には見えない、千尋の純粋な成長を描いていると思いました。そしてこの映画は日本の風俗産業をモデルにしています。千尋は湯女として働くことになりますが、湯女とは売春婦という意味です。映画の背景を学びたい、幅広い視点から鑑賞すると意識してこなかった見方や気づきなど映画面白さを学んだ作品です。
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