千尋よりも幼かったころ、千尋と同い年だった姉と父と映画館で観たのが最初だった。
それから地元のホールでリバイバル上映してたのも観に行ったし、画面が赤いことでニュースになったDVDも買ってもらって、そりゃもう飽きるほど観た。でも飽きなかった。
幼な心にノスタルジーを感じたのは、じめっとしたモルタルのトンネルの中。同じくじめっとした女中たちの寝所。じめっ…どころか一面水浸し、即席の海を走る列車の車窓。
どうしたって懐かしさと切なさが込み上げてくるのはなんででしょうね。前世の記憶か何かでしょうかね。
他とは比ぶるべくもない作品。
なんとなく気が向いたので書いてみた。