Kaiki

千と千尋の神隠しのKaikiのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
4.0
少女が両親とともに謎の異世界に紛れ込み、豚の姿に変えられてしまった両親を救うため、その世界の厳しいルールや住人に揉まれ助けられながら成長していく物語。

たしか低学年の頃に家で観て、両親が豚になるシーンで観るのやめて数年トラウマになるレベルの怖さだった。今でも普通に怖い。

個人的にカオナシの存在が一番の謎である。話の流れによってキャラが変わっていくのが奇妙で多少のいらつきも覚える。後で調べてみると、「自分の意思を持たない当時の現代の若者をイメージした」とされているらしく、なるほど、と。にしても、千尋にあれほど執着してた理由や執着してたにも関わらずいとも簡単に銭婆のところに居留まる理由とかがまったくわからなかったり、本当にいろいろ謎すぎる。だけどなんか憎みきれない。

すらすら〜と流れていくように進んでいくんだけど、わっと驚かされたり、えっと疑問を持たされたり、わおと魅了されたり、と印象的な場面がやはり多く、この先も世界的に評価される程の作品なんだなと。

自分の友達の外国人でもジブリ、日本のアニメでこれを一番に名を挙げる人は多いです。
Kaiki

Kaiki