初めて劇場で、大きなスクリーンで、千と千尋を見た。金ローとかテレビで見てるときとは明らかに違う胸の高鳴り。改めて劇場で見ると、いかに作り込まれてるのかが本当に分かって良かった。映像美はもちろん、効果音が感動した。トンネルに響く足音のバラバラさ加減や雨の落ち方、カンテラの金具の響き、全てが細部まで表現されてて、子どもの頃じゃ気づけなかった魅力に本当に虜になる。そしてやっぱり作画が素晴らしい。エンドロールで流れるバックの絵を見てると「うぁ、こんな所まで描き込んでるんだ。」と思わず魅入ってしまう。リアルさがありつつ、そのうえで儚さや淡い雰囲気を描いてるのが、本当にさすがジブリとしか言いようがない。技術的な面もそうだが、セリフ一つ一つも温かみ、凛としたかっこよさ等全てが含まれていて、大人になって見るとすごく刺さる。
ジブリを知ってても知らなくても、1回はぜひ大きなスクリーンのある劇場で見て欲しい。新たな魅力がたくさんあると思う。