ma097

千と千尋の神隠しのma097のレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
4.0
ジブリが映画館で再上映ということで、、、やっぱり劇場で一番見たかった千と千尋の神隠しを鑑賞😭

初めて、LIVE ZOUND×RGBレーザーとやらで鑑賞したら、本当に全く別物の色彩と臨場感だった、、、

大人になるにつれて当然持つ『欲』が醜く『愛』には敵わないと教えてもらいました。

年相応の、甘えたで鈍臭い千尋の、油屋で働くことで、どんどん成長していく様が良かったなあ。周りに愛される力って大事だよなと思った。汚れないというか、とにかく真っ直ぐな思いを伝えることで、鎌爺にもリンにも助けてもらって。あとは川の神様やら顔なし、湯婆婆の双子などなど。相手はこんな人だ、〜をしてくれるからこういう対応をしよう、そんな人間関係に対する策が全くなくて、とにかく透明だからこそ周りを引き込みながら成長できたのかな。

ハクとおにぎりを食べるシーンの前?にでてくるお花畑がとても印象だったなあ。映画館で見たからこそ引き込まれる色彩があった。美しい。
あと、ハクの本当の名前がわかった時に龍から人間に戻って2人で空を落ちていくシーン。誰が涙が上に落ちるものだと予想する?頭を抱えた。

ラストの手が離れるシーンでまたまた崩壊。2人の間には愛があるけど、千尋の幼さ故のとてもシンプルかつあっさりしたシーンだったな。私だったら泣きながらグダる。お父さんとお母さんに早く会いたい!っていう軸がぶれないあたりは子供らしいなと思った。顔なしに対しても終始塩だったし、あまり周りの世界に執着していないところは寂しくもあったけど、だからこそ切なさも感じられていいのかな😶

昔見たときは、幼かったせいか、豚になった両親を助けるために不思議な異世界で奮闘する女の子の話、くらいにしか思ってなかったけど大人になるとこうも一つの作品から受け取る情報量が多くなるのね。
ma097

ma097