IZUMI

千と千尋の神隠しのIZUMIのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
5.0
子供の頃に見た時と大人になってから見た時とワクワクがずっと変わらない作品。

見た人皆好きなポイントは異なると思いますが、
個人的に好きなポイントは2つあります。

一つ目は八百万の神様が訪れる湯屋!
作品に登場する湯屋には、川の神様や大根の神様、そしてヒヨコの神様など八百万の神様が訪れるのですが、可愛い神様が多い。目に見えない神様を具現化することで身近にある自然や食べ物、色んなことに感謝の気持ちが芽生えてくる気がします(^^)

二つ目は湯屋でのお仕事!
主人公千尋は働かないと存在が消えてしまうため、湯屋で働き始めますが、その設定は現代にも置き換えることが出来ると思います。
「社会で働かないと存在が消えてしまう。。。」
社会人一年目の時に地上波で鑑賞したら、千尋が慣れない場所で働いて体調が悪くなる場面で泣きました。その後のおにぎりのシーンといったら・・・(涙)湯屋での仕事を通して千尋の成長を感じます。

作画のきめ細やかさ、色の鮮やかさ、そして完成された構成と音楽。

この作品を通してアニメーションの可能性の広さに感動した記憶は初めて鑑賞した日からずっと変わらないままです。

いつ見ても心に響く大切な一本。
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