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アニメーションはよりリアルな表現へと向かうけど、一方で2Dならではの魅力というのもあって、この映画ではリアルな造形ディテールとともに2Dグラフィック感を活かして、新たな表現を見せてくれる。まるで動き続けるコミック誌の中に入り込んだよう。
さらに、異なる次元に生きる作画の違うタッチで描かれたキャラクターたちを登場させ、それぞれの世界観を活かしつつ、違和感なくひとつにまとめ上げる手腕には驚嘆しかない。
メイン以外のキャラクターについて、詳細な説明含めそれほど尺を取っていないのにそれぞれが魅力的で、いつまでも仲間でいて欲しい、ずっと見ていたいとさえ願う。
マイルスの少年特有の線の細い体型や動きも見事で感心。
物語は明瞭で分かりやすく、かと言って安易ではなく、普遍のテーマがきっちり盛り込まれている。遊び心も、胸に深く染みわたるドラマもある。なんやねん、完璧か。
映画が始まる直前のコロンビアレディの演出も、エンドロールもエンドロール後のオマケも、どこもかも最高でした！
もうこんなん、吹替版も見に行きますよ。大満足。
