【アニメのスパイダーマンは次元を超える】
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日本でもお馴染み、marvelのヒーロー「クモ男」スパイダーマン。そのアニメーション作品となる。
アニメーションの表現力は本当に驚くべきもの。2Dでも3Dでもあり、それらの要素がシームレスに共存する。この作品が備える映像表現は、比類無きものとして形容されるだろう。加えてアメコミの世界に入り込んだような、特徴的でユーモラスな演出。
ソニー・アニメーション恐るべし、である。
登場するスパイダーマン達も実に個性的だ。マルチバース(多次元宇宙)から集められた彼らは、容姿や作画のタッチ、性格まで大きく異なる。日本のアニメ風なキャラも。
彼らに支えらながら、主人公の少年はスパイダーマンとして戦い成長していく。随所にギャグを挟みながらも、クライマックスまで一直線に走り切る。そして最後はグッと感動させてくる。
シリーズ恒例の「あの人」もアニメになって登場するので見逃せない。
まさに新世代を切り開くアニメーション作品。ディズニー2作品を退けてのオスカー獲得も納得だ。