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名探偵ピカチュウのk2019のレビュー・感想・評価

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)
4.0
アニメのポケモンには関心ないのですが、
こっちのピカチュウは公開と同時に観に行きました。
公開は折しもGW。
「クレヨンしんちゃん」や「名探偵コナン」に子供たちが並ぶ中、ピカチュウに並ぶ大人・・・ですが、

ピカチュウには大人しか並んでいませんでした。(しかもどう見てもアラフォー以上の)

「シワチュウ」という異名がつくほど良い表情に心惹かれて映画館に足を運んだのは、私だけではなかったようです(笑)
めっちゃ可愛かったですよ。

予告を観るとライアン・レイノルズと実写版ピカチュウの愛らしさにギャップがあって、もうどんだけ抱腹絶倒させられちゃうんだろうか、映画館で耐えられるかしら?と思って心の準備をして行きましたが。

思った以上にふつうに映画だった・・・。

当たり前なんですが、すごく映画になってました。
世界観があるし、ライムシティっていう世界が存在してるし、そこでティムは父親の死の謎を解きながら、ある核心に迫っていくし・・・

笑えない。
思った以上にSeriouslyな映画でした。
(最後のオチ?結末にはホントにSeriously?でしたが・・・ちょっと無理があるっていうか、まあ・・・しょうがないか)

元々ポケモンのファンの人がこの映画を観たらどんな感想を持つのか、想像がつきませんが。
私はこの実写版を観て、ポケモンって可愛いんだな、と初めて思いました。
リザードンってかっこいいね、ゲッコウガって居たら超ヤバイね、とか、ミュウツーって特別なんだね、とか。
ポケモンを形しか知らなかった私でも、まるでポケモン好きの子供と同じような、ポケモンに対する評価とか感想を持ったところがすごいと思います。(この、ハリウッドのポケモンに対する理解力)

あと、日本のポケモンに対するリスペクトもすごいので驚きました。
渡辺謙さんも良かったです。
え、もう、日本に対する配慮なんでしょ?と思いましたが、
謙さんが出てくると物語にぐっと日本的要素が加わるし、謙さんのシーンにはぐっとくるものがあり、ハリウッドで起用されるだけある俳優さんなんだなあーと、強く思いました。
(インセプションでのディカプリオとの絡みもすごく強かったですがw)

日本の子供たちも、アニメもいいけどこういうのもいいと思うよ。
いつまでもズガーンバガーンみたいな妄想の世界に浸るばかりじゃなくて、肉体的な臨場感まで想像力を使った世界を感じてみるような、そういう前頭葉の使い方を、もっとしてみてもいいんじゃないかと思うのです。

続編があったらまた映画館に観に行きます。
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