描くべきことを全てカットして副音声でお送りしているような感じ。
だけど音楽はソマリアやアフリカの感じが凄く伝わってきて好き。
はっきり言ってこの主人公の一人語りなんていらんねんとか、タイトル詐欺やんて思ったりした。どこがウォーやねん、と。
これなら、「あるカナディアンのソマリア紀行、海賊編」くらいでええやん、と。
ひとつ、登場人物の美女がブラックホーク・ダウンはソマリアをバカにしているから大嫌いと言っていたのが印象的だった。
たしかに、知らな過ぎてそんな事も感じなかったので、もっとソマリアの歴史と今について知りたくはなる映画だった。
主人公の役者は、作品のクオリティとは関係なく素晴らしくて、けつの青い頼りない若者から、ぐんぐん猛者になってゆく様が分かりやすくて上手かった。
他の海賊や現地案内人などのキャストも、中々魅力的で惚れ惚れした。