後半から12チャンネルで視聴。
胸を抉られた。
終わってからも息が上がってしまうような作品は久々に観た。
加古隆さんの音楽も素晴らしい。
脚本も素晴らしい。
曽根崎心中も観たくなったし、最初からもう一度観たい。
素晴らしい。
美しく生きようとなんて、しなくていいやと思った。
恋愛も人生も、美化すればする程、短命で儚きものになる。
幻と化すのは物語だけで十分であり、実際の自分自身の道は、世俗的で構わないと、この最後を観てつくづく思った。
役所広司、圧巻で、VIVANT観切る前に観られて益々楽しみが深まった。
女優さんも美しかった。
--ネタバレ注意--
お姫様が嫁ぐ時に、呼んでもないのに次から次へと雪だるま式に過去の家臣が出張ってきて、感涙が込み上げてきた。
この姫の父の偉大さを感じさせられるシーンで、胸熱だった。
歪みあっていた人々の結束すらも、この亡くなった元主の隠し子、お姫様によって成されたことが、感動的だった。
いつの時代も、人心を掴み、繋ぎ止めるものは、人から受けた恩義なんだなとつくづく思った。
大勢の民の助けになれる人って、素晴らしいや。
忠臣蔵、歴史から勉強したくなった。